日程・プログラム
2024年6月12日更新
特別講演
「やれる理由こそが着想を生む-はやぶさ式思考法」
座長 村上 栄一(JCHO仙台病院 院長)
講師 川口淳一郎(元はやぶさプロジェクトリーダー、青森県弘前市出身、オーストラリア国立大学(ANU)機械計算科学系 教授、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 名誉教授)
会長講演
学術講演
理事長講演
継続テーマシンポジウム
シンポジウム
部会企画(教育講演・シンポジウム)
事務部会企画・教育講演
「病院機能評価の受審をサポートします!<準備から受審までを実例から学ぶ>」
病院機能評価の受診に向けては、本部・病院が一丸となって支援し取り組んでいるところだが、規模や機能が病院ごとに異なり、特に初めて受審する病院にとっては何から着手すべき分からず、不安も大きい。本講演では、初めて受審する病院を念頭に、日本医療機能評価機構及び全国の受審支援を行ってきたコンサルタント会社から実例を踏まえ、受審までの具体的なプロセスを学ぶ機会としたい。
事務部会企画・シンポジウム
「明日のJCHOを語る~未来は明るいぞ!<これまでの10年、これからの10年>」
JCHO発足10年を振り返り、事務部門が抱える諸課題と未来に向けた提案を行う。
1.職員の離職やメンタル不調など様々な課題があるなか、事務職の人材育成について、これまでの課題を踏まえ、未来に向けた提案を行う。
2.病院経営に直結する、医事、経理業務について、業務改善・改革の観点から、未来に向けた提案を行う。
看護部会企画・教育講演
「学びスイッチ!なりたい自分になろう~生涯学習のススメ~」
人生100年時代の到来により、社会全体も様々に変化していますが、看護職が人々の生涯にわたり健康な生活の実現に貢献することを使命として役割を発揮することは変わりません。しかし、思い描いていたキャリアとは異なる道を歩むこともあると思います。大切なことは「なりたい自分」について考えてみることです。自分らしく活躍し続けることについて考える機会にしてみませんか?
看護部会企画・シンポジウム
「能登半島地震の総合的検証~教訓と災害対策のあり方~」
2024年1月1日に発生した能登半島地震について、JCHOにおいては早期から継続的な看護師派遣を行ってきました。実際の派遣現場や被災者の受け入れ、避難所での活動、国や県そしてJCHO内での連絡調整等、業務継続のための情報収集と活用、連携について、それぞれの活動を振り返り得られた教訓から、今後の災害対策のあり方を議論・展望する有意義な機会にしたいと考えます。
薬剤部会企画・シンポジウム
「知って欲しいJCHO薬剤師の魅力!~専門領域~」
病院薬剤師の確保には偏在を解消するための方策が必要であり、病院薬剤師の魅力を内外に発信していくことが重要である。その一つとして本シンポジウムではJCHO薬剤師の専門性として腎薬物療法、がん・緩和、感染制御、褥瘡を取り上げ、資格取得や専門的な活動を通じた報告内容を共有できる機会とし、若手薬剤師へメッセージを伝えたい。
薬剤部会企画・シンポジウム
「知って欲しいJCHO薬剤師の魅力!~地域医療推進~」
病院薬剤師の確保には偏在を解消するための方策が必要であり、病院薬剤師の魅力を内外に発信していくことが重要である。本シンポジウムではプライマリケア、心不全管理、地域薬薬連携、がん領域の薬剤師育成を取り上げ、薬剤師による地域医療推進活動を共有できる機会とし、若手薬剤師へメッセージを伝えたい。
放射線部会企画・教育講演
「激変!コミュニケーションのツボ-多様化する受診者と協力して良い検査や治療へ導くためのポイント-」
診療放射線技師として、様々な技術や知識の習得に日々取り組んでいるが、手に入れたスキルを効率的かつ効果的に発揮するためには、必ず相手方との波長合わせが必要であり、一方的なやり方や押し付けではうまくいかないことをよく経験する。相互理解の上、検査や治療を遂行していくには、「どう伝えるか」より「どう伝わっているのか」を常に意識し、相手が何を伝えようとしているのかを五感で感じ、意識のすり合わせを行っていく必要がある。患者や受診者からの協力が得られなければ、良い検査や治療は成立しない。また時代とともに多様化が進み、接遇スキルも画一的なやり方ではなく、ある程度相手の特性に合わせた対応が求められるところである。すなわち検査や治療は必ず術者と被検者という一対で成り立っているため、両者が相互的に思いを共有し行動しなければ良い検査や治療にはならないのである。さらに、術者主導で一方的なやり方の背景には、医療者と患者というパターナリズムも少なからず存在していることも理解しておく必要がある。
今回の講演では、接遇の基本的な考え方とともに、相手方に協力していただける接遇スキル、術者と被検者が共同して検査を遂行していくための接遇スキルを学習し、接遇スキル向上は、患者や被検者と共同して良い検査や治療へ導くために、技術的、知識的研鑽と同等以上に重要であることを認識する機会としたい。
放射線部会企画・シンポジウム
「件数増加!経費も削減!できることは全部やる!!~増収に向けた放射線部門戦略と思考~」
独立採算が課されたJCHOにとって、経営の強化は重要な課題である。しかしながら、収益が好調な施設は少なく、「自院の現状を正しく理解し経営戦略を立案できる人材」が職種を問わず求められていることは、2024年に定められた中期計画からも明らかである。そこで今回、経営改善や増収に向けて放射線部門として積極的に取り組んだ実績の中から例を挙げ、その工夫や失敗などを共有して議論することで、放射線部会が今後進むべき方向性を整理し、「技術・知識」だけにとどまらず、成長戦略を立案できる「思考・行動」を獲得することを目指す。
臨床検査部会企画・教育講演
「STOP離職!令和のやり方はコレだ!~人が離れない組織づくりを考える~」
多くの組織にとって離職はパフォーマンスを左右する大きな要素であり、マンパワー不足を招き、さらに負のスパイラルに陥ってしまう。組織を持続するためには働きやすい職場づくりがキーワードとなり、各世代が理解し合い、また互いを認めて働くために「心理的安全性」が必要となる。JCHOの人材定着につなげるためにも人が辞めない組織づくり、働きやすい職場づくりを考える機会として企画した。
リハビリ部会企画・シンポジウム
「リハビリ生産性向上~こうやれば、変わる~」
リハビリ依頼数、患者の重症度など施設により異なるが、如何に質を保ちながら単位も取得していくか。単位が取得できている施設から学び、「できない」から「どうすればできるか」を考える場、共有できる場を作りたい。
質の面では、リハビリ治療の質、職員教育、多職種との連携、地域貢献などが大切であり、両立できている施設から職員教育、業務改善などについて学び、リハビリ職員の働き方について考える。
栄養部会企画・教育講演
「介護報酬・診療報酬改定について 管理栄養士に求められること」
各病院の規模や機能、地域ニーズを加味し、適切な管理栄養士の配置や取り組むべき課題、算定のための仕組み作り、延いては収益増に向けてどうすすめるか等、取り組み事例も含めご教授いただきたく存じます。
栄養部会企画・シンポジウム
「直営vs委託 愛ある病院給食を提供するために」
治療の一環と位置付けされる給食について、病態対応や食形態対応に加え、嗜好対応まで求められる中、コストとのバランスをとりながら質(おいしさ)を確保するためには、直営か?委託か?選択する運営方法はどちらなのか。
メリット・デメリット、課題や改善策について、それぞれの立場から講演いただき、今後のよりよい給食運営のために考える機会としたいです。
臨床工学部会企画・教育講演
「CEの新たな未来に向けて、今、どう動く?」
医師・看護師の労務軽減を目的としてタスクシフトが推進されているが、そこには施設ごとに差がみられる。それは、技術・知識を学ぶ機会がない、既に成立する業務の現場に必要とされていない等、タスクシフトが浸透しない施設や現場には様々な理由がある。また本来のタスクシフトの狙いは、法整備された業務要件に留まらず、多職種がお互いの仕事を補完し合うことで、最小人員で従来以上のパフォーマンスにつなげることと考える。JCHO傘下の臨床工学技士は、この課題に一丸となって取り組みたい。
臨床工学部会企画・シンポジウム
「聞いて欲しい!我々の機器管理はココが凄い!!」
先日のプラグラム委員会でのご指摘を受けて、全病院に共通する「医療機器管理」をテーマに各病院の創意工夫を共有することは、JCHO傘下の臨床工学技士の業務の質向上と、急性期・慢性期等の病院機能を問わない共通行動や各自の思考の指針につながることを期待する。さらに、その上で多くの集客を目的に、聴講者の対象を若年層にも拡げ、講演の中に、医療機器管理の基礎や現業務の背景にも触れ、その礎の上に成り立つ優れた取り組みの講演となるよう企画する。
ソーシャルワーカー部会企画・教育講演
「これからのソーシャルワーカーへの期待―医療社会学者からのメッセージ―」
福祉職であるソーシャルワーカーは、治療という一つの目標に向かって医療職等とチームワークで仕事をしている。中でもソーシャルワーカーは、支援のために対象の関係性を分析し、それをコネクトしていくという横の方向性をもつ。それは、織物に例えるならば、垂直方向に伸びて並んでいる経糸(たていと:医療職等)のなかで、水平方向に往復しながら経糸の間を縫うように走る緯糸(よこいと:SW)と見立てることも出来よう。高齢社会への医療改革とコロナ禍を経た今、医療のあり方も変わり、医療連携や他職種協働が定着した。こうしたなか、JCHO発足10年を前に、ソーシャルワーカー部会が設立された。この大きな転換期に、部会が個別援助のみならず、所属病院、地域という社会への視点を忘れずに進んでいけるような関りの芯となるものを得たいと思う。
そこで今回の教育講演では、医師であり臨床脳生理学、医療社会学、生命倫理、現代思想を視野に、大学院で「生命領域」の課題をもつ多様な院生に向き合っておられる美馬達也先生を迎え、外界からソーシャルワークをまなざしていただき、私たちがそれを考える機会としたい。
ソーシャルワーカー部会企画・シンポジウム
「「地域共生社会」へ向けて~地域に根ざす、JCHOソーシャルワーカーの取り組み~」
地域連携が掲げられて久しいが、私たち医療者は、「地域」についてどのようなイメージを持っているだろうか。私たちは、JCHOソーシャルワーカーとして「地域共生社会」という大きな枠組みの中で果たす役割を考えたいとシンポジウムを企画した。シンポジウムでは、連携機能を果たすべく病院と地域の繋がりの最前線に立ってきた強みを踏まえ、ソーシャルワーカーによる”地域”との繋がりに関する取り組みから、その業務の懐の深さや幅をお伝えする。また、地区をこえた都市部と地方の二極化の実態も浮き上がったことから、急性期病院における”地域”との接点に感じられる問題やジレンマや「こんな連携をしたい」という思いを語り、フロアと共感し、また課題を共有したい。そして地域社会に生きる人々に寄り添い、また向き合うソーシャルワーカーのあり方を考え、現場に戻ってからの支えとなる機会としたい。
ランチョンセミナー
その他
JCHO・かえるチャレンジ!業務改善の取組みに係る発表・最優秀賞審査
JCHO・かえるチャレンジ!業務改善の取組みに係る表彰式
そこで今回の教育講演では、医師であり臨床脳生理学、医療社会学、生命倫理、現代思想を視野に、大学院で「生命領域」の課題をもつ多様な院生に向き合っておられる美馬達也先生を迎え、外界からソーシャルワークをまなざしていただき、私たちがそれを考える機会としたい。